ウェザリングシリーズ第四弾 いよいよ車体のウェザリングを行います
今までのウェザリング記事が千葉の地質の調査をして車輪と履帯のウェザリングを行ってきましたが、そろそろ泥遊びも飽きてきた頃なので今回の車体の
ウェザリングで大体終了
まずは車体の底面を塗っていきます。ここはほぼ人目につかないところなので、別にやらなくても支障はないが、練習もかねて塗ってみました。
あくまでも練習なのですごく雑です(笑
車体下部は泥の堆積が非常に多い所と踏んでいます。だから、かなりの量のウェザリングペーストを投入して作成します。
最初に下地としてMr.ウェザリングペーストのマッドホワイトを使って、軽く塗っていきます。
あくまでも下地作業なので適当に色を乗せていきます
ついでに泥はね表現を行っていきます。
マッドホワイトに少し薄め液をつけて、ゆるくしてから指先でピョンっと筆先を弾きます。
こんな感じで泥はね表現をしてみたが、さすがに泥はねし過ぎ!あとで修正します
マットレッドにマッドイエローを混ぜて中間的な泥を作ります
凸部分には泥が堆積すると思われるので、先ほどの調合したウェザリングペーストを厚盛りして乗せていきます。
車体下部の側面・前面・背面にウェザリングペーストを一通り乗せていきました。
暗い色の泥も作っていきます
マッドブラウンとマッドレッドを2対1の割合で調合します。
車体に暗い泥表現をしていきます。写真だとウェ座リングペーストを乗せた直後なのでウェットな表現になっていますが、別にウェットクリアーは配合してません。
今回の土はあくまでも乾いた土の表現となっています。
車輪を取り付けてから眺めてみるとちょっと暗い色が多すぎたので、さらにマッドホワイトを少量乗せていきます。
ややドライブラシ風にウエザリングペーストを少し筆から落としてから、車体を叩いて色を少し乗せていきます。
さて問題の泥はねですが、さすがにあのままだといかにも不恰好なので少し落としていきます。
Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液を少量筆につけてから車体の前から後ろに向けて斜め上に伸ばしていきます
五式中戦車は時速45kmのスピードで出ます。多少速度を落として泥に突っ込んだとしても泥の跳ね方は斜め後方に伸びると思います。
ちなみに陸自の89式装甲戦闘車の泥はねを参考にしました。こちらは速度が速いので真横に流れるように泥はねしているように見えますが、
速度がそれほど速くない五式中戦車では真横に伸びる泥はねより、斜め後方に広がるように泥はね表現としました。
そのあと綿棒で多少拭き取って、少し泥はね表現を抑え気味にしています。
土足で車体の上のパカパカ歩くので、車体上部もある程度泥が付いていることを考慮して、軽くウェザリングホワイトを固い筆で擦り付けて色を付けていきます
車体上面はエンジン部分も含めて一通りウェザリングホワイトを少しつけていきます。
Mr.ウェザリングペーストを使って車体の泥の表現は完了です。
次に砲塔のウェザリングを行う前に、デカールをつけたいと思います
今回の作例の戦車は第四戦車師団・第29戦車連隊です。その部隊記号の”マ”の文字を貼り付けます。
砲塔を車体の上に乗せていくと砲塔が綺麗すぎてかなりバランスが悪い!
ただMr.ウェザリングペーストで泥はねはあまり必要ないと思われるので、別の表現にしていきたいと思います。
新鋭戦車なので、錆や塗料剥げも不自然だが、かといって1か月程雨ざらしになっていて、綺麗に掃除する余裕すらない戦時下なのでピカピカという訳ではない。
そこで砲塔上部の泥が、雨で流れたり、水垢表現程度にとどめていきたいと思います
水垢表現にエナメル塗料のホワイト少量砲塔側面にチョンチョンと筆でランダムに乗せていきます。
茶褐色の泥が雨で濡れて、下に流れ落ちている表現として同様にエナメル塗料のブラウンを少量つけていきます。
十分に乾いたら、溶剤を使って砲塔上部から下部に向けて付けた塗料を溶かしながら伸ばしていきます
そうするとわずかに縦に伸びた色が残ります。これで泥水流れや水垢表現が出来ました。
それと砲塔下部もマッドホワイトを少しつけていきます。
また砲塔に上り下りする際に靴の泥が乾いて、白くなった部分もつけていきます。
車体のウェザリングは一通り完成となりました。次回は車体の偽装工作・・・じゃなくて擬装工作を行います
今年の夏はすこし涼しいので作業が捗る・・・でももう少し夏らしい暑い夏が来てくれても良かったかもしれない(苦笑
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五式中戦車と九二式重機関銃作成記14 車体のウェザリング

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