磯風型突撃宇宙駆逐艦:シマカゼ SPACE DESTROYER SIMAKAZE


宇宙戦艦ヤマト2199の第一話で冥王星沖に出撃した磯風型突撃宇宙駆逐艦は古代進の兄「古代守」三等宙佐が艦長を務めるユキカゼと同型艦で戦艦・巡洋艦と違い内惑星戦争時に活躍した宙雷艇の設計思想を受け継いで開発された為、高い機動力と攻撃力を兼ね備えた小型のコルベット艦冥王星沖海戦のメ号作戦では磯風型突撃宇宙駆逐艦が12隻出撃しているが、古代守が乗るユキカゼをはじめ全ての艦がこの戦闘で失われた。

性能諸元
艦種:磯風型突撃宇宙駆逐艦「シマカゼ」
識別番号:DDS-172
全長:80m
兵装:
12.7サンチ三連装高圧増幅光線砲2基6門
12.7サンチ対艦砲2門
魚雷発射管3門
ミサイル発射管8門

メ号作戦に参加した12隻の磯風型突撃宇宙駆逐艦は下記の通り
ユキカゼDDS-117
アヤナミDDS-103
シラヌイDDS-144
アヤセ DDS-119
カゲロウDDS-164
フユツキDDS-147
シマカゼDDS-172
シキナミDDS-106
ハツシマDDS-149
イソカゼDDS-101
タチカゼDDS-216
ミナツキDDS-148



突撃宇宙駆逐艦「シマカゼ」はガミラス艦隊との戦闘直後に艦尾に被弾し艦尾の爆発と共に船体は宙返りをしながらコントロールを失った。
後続の宇宙巡洋艦「アブクマ」との衝突コースをとってしまいアブクマ艦橋付近に艦中央が激突し大爆発をおこして両艦とも轟沈してしまう。その衝突シーンを再現してみました。

磯風型突撃宇宙駆逐艦の主要装備

12.7サンチ対艦および魚雷発射管
艦首にある板状の構造物は「艦首装甲翼」と呼ばれていてその上に2門のノズル状になっているのが12.7サンチ対艦砲。その後方にあるのが魚雷発射管で3門あり、ユキカゼが旗艦キリシマに迫るクリピテラ級航宙駆逐艦に対して試製空間魚雷2発を発射して撃沈している。炸薬が詰まっている実体弾はガミラス艦には有効みたいですね。

12.7サンチ三連装高圧増幅光線砲

磯風型突撃宇宙駆逐艦には12.7サンチ三連装高圧増幅光線砲が2基6門が装備されている。艦橋の後方上下に2基装備されている。その後方にはミサイル発射管8門装備されているが実際に使用している場面は描かれていない。12.7サンチ三連装高圧増幅光線砲は「ユキカゼ」が「キリシマ」撤退を援護する為、戦線にとどまりガミラス艦隊に単艦にて突入した時、デストリア級航宙重巡洋艦を撃破したように見えたんだけど、良く見るとレーザーの色がガミラス艦特有の赤色で明らかにユキカゼと違う方向からなので同士討ちをおこさせたようです。その為12.7サンチ三連装高圧増幅光線砲での戦果は確認できない為、この砲もガミラス艦に対して無力だったと思われます。


古代 守が乗るユキカゼのみがガミラス艦に損害を与えたが、敵艦隊の猛射により破壊され、大破した船体は土星の衛星エンケラドゥスにて発見される。ユキカゼ以外ではまったく活躍している場面は描かれはなく、全くのやられ役となってしまっている。

参考文献
バンダイ 宇宙戦艦ヤマト2199 連合宇宙艦隊セット1 取扱説明書
宇宙戦艦ヤマト2199 公式ホームページ

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