2013年11月30日に発売されたソニーのモバイル・ ノートパソコンのVAIO Fit 13A
このパソコンの一番の特徴はなんと言っても3タイプに変形することです。モッキーはタブレットPCを探していたんだけど案外タブレットPCって使いにくいんだよね。動画とかインターネットを見るだけなら良いけど、実際作業する時にはキーボードは備えて欲しいけど、キーボードが取り外せるタイプもあるけど入力するのに必要な時にキーボードがなかったり、第一!液晶部分がむき出しってちょっと不安なんだよね!落とした時に傷がついちゃったことを思うと、ノートPCの様に液晶部分がふたで守られていたい
そんなモッキーの要望を兼ね備えたのがこのタイプ。外にも持ち出して、家でも動画などを楽しめ、しかも実用的な性能を兼ね備えたそれがソニーモバイルノートパソコン VAIO Fit 13A
先ずは性能を紹介する前に購入編からご紹介していきます。
購入したのは銀座にあるソニーのショールーム!べっぴんさんなスタッフがお出迎えしてくれます。オヤジはuhouho
ブログ:銀座でVAIOノート(VAIO Fit 13A )買ってきたどぉー
2013年11月30日に我が家に届きました。待望のVAIO Fit 13Aが自宅に届きました!!
さて今回購入したのはVAIOオーナーメードモデルです。必要に応じて能力をカスタマイズできます。
店頭販売モデルとは仕様が異なりますのでご注意ください
型番 | SVF13N1A1J |
OS | Windows 8 Pro 64ビット |
プロセッサー | Core i7-4500U(1.80GHz) |
メモリー | 8GB(8GBオンボード) |
ストレージ | ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s)約512GB |
その他 | デジタイザースタイラス(ペン) |
長期保証サービス | <3年ワイド> |
液晶保護シート | VAIO FIT13A専用液晶保護フィルム |
今回のVAIO購入でこだわったのは、出来れば5年位は使い続けたい!・・・その為の性能は予算が許す限り高めたい
その考えでVAIO Fit 13Aのカスタマイズで能力を最大にして、このシリーズ最強のスペックにしました。
と言うことで値段も相当跳ね上がってしまいました。
今回購入金額は¥234,760円
この値段がお買い得か?そうではないのかの検証は、実際に動かしながら見て行きたいと思います。
デザイン
キーボードモードは普通の薄型ノートパソコンの形をしています。
誤回転防止のディスプレイロックスイッチをLOCKからRELEASEに解除します。
ディスプレイをくるりん~ぱぁ!と180度回転させます。
このような形になり、画面が反対側に向きました。こちらで見やすい角度にすれば映像の閲覧に便利なビューモード
パタンと閉じればタッチ操作やペン入力に最適なタブレットモードに切り替わります。
ビューモードは自宅などでくつろぎながら画像や映像などを楽しめます。
タブレットモードはWEBを見たり、まだ試していないけど手書きなどに有効ですね。
それとプログラムを処理してそのままにしたい時などタブレットモードにして邪魔にならない所に置いておけるのも結構便利です。
OS
OSはもちろんWindows 8を搭載しています。しかも最新のWindows 8.1へ、無償アップデート対応になっています。
プロセッサー
プロセッサーにはCore i7-4500U(1.80GHz)を選びました。システム全体のパフォーマンスに大きく影響するプロセッサーは予算が許す限りより上位を選んでいた方が良いです。まあ!当然と言えば当然なんだけどね(笑
ストレージ
動画や画像を良く見るモッキーにとってはこのストレージの容量はパソコン選びの重要なファクターになっています。
ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s)約512GBを選択しました。
従来のSSDから大幅にデーター転送速度がアップしたPCle(4レーン接続)対応のハイスピードSSDが選べます。2,000円アップに
なりますが、その程度の価格差でハイスピードが選べるのでこちら断然お得ですね!
残念ながら最大の容量といっても512GBしかありません!増設するのも無理そうです。
メモリー
メモリーは可能な限り容量は増やしておいた方が良さそうです。写真や動画編集なども行いたい場合は大容量の8GBのメモリーが
欲しい所です。
接続端子
左からUSB3.0コネクター×2:SDメモリーカードスロット×1:HDMI出力×1で最後の丸いボタンが電源ボタンです。
個人的な感想ですが電源ボタンは反応がイマイチで押せているのか不安になって二度押ししちゃいます。
SDメモリーカードスロットには、モッキーのお宝の80年代アイドル映像がたっぷり入ったトランセンド SDXCメモリーカード128GBが刺さっています。 SDXCはちゃんと認識してくれました。
一番左は電源の19.5V ACアダプターの接続部分です。その先にヘッドホン出力×1があります。
ちょいと小粋なのがAC電源にUSB端子を搭載しています。ACアダプター側についているのでパソコンのPC本体の電源がオフでも気軽にスマートフォンや携帯音楽プレーヤーのバッテリーを充電できます。やるなぁ~VAIO!
背面左側にはボリュームボタンがありますが、タブレットモードは良いのですが、ビューモードにした時にこのボタンが押しにくいです。
フロント部分に”Exmor R for PC” CMOS センサー搭載HDウェブカメラ (有効画素数92 万画素)
リア部分に”Exmor RS for PC” CMOS センサー搭載8Mカメラ (有効画素数799 万画素)のカメラを搭載。
LEDバックライトが点灯するバックライトキーボードは暗くてもしっかり見えます。
日本語配列 (キーピッチ約19 mm、キーストローク約1.2 mm) キーストロークは浅めですが、個人的にはタイプしやすいキーボードかな?
モッキーが以前上高地で撮った写真をパソコンで表示してみました。かなり綺麗です。モッキーの持っているパソコンの中でピカイチな液晶色の再現領域を大幅に拡大した新開発のトリルミナス(R)ディスプレイ for mobileやソニー独自の超解像技術を
搭載した高画質技術。フルハイビジョン映像から、インターネット動画のような低ビットレート映像まで、あらゆる映像ソースにおいてノイズを抑え、より鮮明な映像表示を可能にしたX-Reality for mobileなどのソニー独自の高画質技術がずっしりつまったフルHD液晶!この美しい液晶でモッキーがこよなく愛している80年代アイドル映像を楽しんでいます。
最新VAIOノートとモッキーの他のパソコンとの性能比較(参考までに見てね)
モッキーの自宅で稼動している3台のパソコンと比較して、どの位の性能があるのか?を見て行きたいと思います。
ただ結果だけ出しても比較対象がないと、この数字が高いのか?低いのか?分からないので3台で対決させてみました。
・・・とは言ってもベンチマークソフトの数字なのであくまでも参考までに見てくださいね。使用環境によって数字が変化します。
またVAIOのカスタマイズの時のプロセッサータイプやメモリー量、ストレージの種類によって性能は大きく変化してきますのでご注意を!
VAIO Fit 13A | DELL Alienware Aurora R4 | Dell Studio XPS 1340 | |
3タイプ可変モバイルノート | 宇宙最強ゲーミングPC (メーカー自称) |
DELLのスタンダードなノートパソコン安さが売りです(笑 | |
OS | Windows 8 Pro 64ビット | Windows 7 Home Premium 64 ビット |
Windows Vista 32ビット |
プロセッサー | Core i7-4500U(1.80GHz) | Intel(R) Core(TM) i7-3930K CPU @ 3.90GHz |
Core2Duo-P8700 2.53GHz |
メモリー | 8GB(8GBオンボード) | 16GB(4GB×4) | 4GB(2GB×2) |
ストレージ | ハイスピードSSD 約512GB | 1TB SATA HDD | 500GB SATA HDD |
ディスプレイ | 13.3 インチワイド (16:9) 解像度:Full HD 1920 × 1080 |
別売り。 | 13.3インチ光沢ワイド液晶 解像度 1280×800 |
インテルHD グラフィックス4400 |
NVIDIA GeForce GTX 580 | GeForce 9400M | |
外形寸法(本体) | 325.4(幅) x 17.9(高さ) x 223.4(奥行き)mm |
250(幅) x 426(高さ) x 645(奥行き)mm |
319(幅) x 34.3(高さ) x 236(奥行き)mm |
重量 | 1.31 kg | 20.4Kg | 約2.2Kg |
発売日 | 2013/11/30 | 2012/2/14 | 2009/1/26 |
購入価格 | \234,760 | \256,780 | \150,955 |
その1:ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク 対決
2013年8月27日の正式サービスになったスクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」
快適にプレイするためには高いパソコン能力を求められるゲームです。そのベンチマークテスト結果を見て行きたいと思います。
DELL Alienware Aurora R4
SCORE:8668
評価:非常に快適
画面サイズ: 1920×1080
グラフィック設定のプリセット: 最高品質
まあ~DELL Alienware Aurora R4も発売から1年10ヵ月たち、最新鋭とは言えないけどそれでも宇宙最強ゲーミングPC(メーカー自称)は伊達じゃない!
VAIO Fit 13A
SCORE:3463
評価:やや快適
画面サイズ: 1920×1080
グラフィック設定のプリセット:
標準品質(ノートPC)
正直こんなモバイルノートパソコンでここまでスコアーが出るとは思っても見ませんでした。画面はかなり綺麗です!やや動作にカクカクした所はあります。
Dell Studio XPS 1340
SCORE:計測不能
2日間ベンチーマークを動かしたけどまったく動かず
最初の画面からうんともすんとも・・・
だいたい5年も前のエントリー機で高いスペックを要求するファイナルファンタジーXIVを動かそうとする時点でナメテイルノカ!
と言われそう。
VAIO Fit 13Aの処理能力は薄くて軽いモバイルパソコンにしてはかなりの性能を持っているのがわかります。
その2:FINAL FANTASY XI : Vana’diel Bench3対決
Windows版Final Fantasy XIの動作環境を診断するためのベンチマークツール。通称タルベンチ
画面上タルタルが所狭しと動き回るベンチマークです。長くFFXIをしているモッキーにとってパソコンでFFXIが動かないのはアリエナイ!
実際にどの位の性能が出るのか試してみました。
機種 | スコアー | 評価 |
DELL Alienware Aurora R4 | 11,861 | ★★★フルコンフィグ設定で快適に動作させることのできる環境でかなり快適 |
VAIO Fit 13A | 7,736 | ★★フルコンフィグ設定で快適に動作させることのできる環境 |
Dell Studio XPS 1340 | 5,154 | ★フルコンフィグ設定で動作させることのできる環境 |
ご覧のとおり無事FFXIが動きます。なんの問題もありません。快適です。
一昔前のFFXIクラスのゲームなら多分動作すると思います。ただし事前にベンチマークなどで確認して下さいね。
その3:CrystalMark2004R3(総合ベンチマークソフト)対決
CrystalMark2004R3はCPU、メモリ、ビデオカード、ハードディスクなどの性能を計測することができるベンチマークソフトです。
こちらを使ってそれぞれ3台計測してみました。
各項目の意味は
「Mark」…ベンチマークの合計。
「ALU」…CPU性能(整数演算速度)に関するベンチマーク。
「FPU」…CPU性能(浮動小数点演算速度)に関するベンチマーク。
「MEM」…メモリ性能に関するベンチマーク。
「HDD」…ハードディスク性能に関するベンチマーク。
「GDI」…2Dグラフィックス性能に関するベンチマーク。
「D2D」…2Dグラフィックス性能(DirectDraw)に関するベンチマーク。。
「OGL」…3Dグラフィックス性能(OpenGL)に関するベンチマーク。
DELL Alienware Aurora R4
「Mark」(総合得点)・・・17,002
『くくく・・・圧倒的じゃないか』
そう言いたくなる結果です。まあ当然と言えば当然何ですけど(笑
ハードディスク性能を除けば、3台の中で圧倒的に数字が良いです。
CPU性能はVAIO Fit 13Aの1.6倍・DELLノートの 3倍の能力を持っています。
メモリー量も16GBもあるのでそのままの数字が出ています。
グラフィックス性能もしっかり数字を残しています。最新のゲームをするにも何の問題もなさそうです。
VAIO Fit 13A
「Mark」(総合得点)・・・205,798
DELL Alienwareに比べると60%位の性能ですがDELL Studio XPS 1340では2倍の性能があり
モバイルノートの割にはそこそこの性能があります。
もともと重装備なゲーミングPCではなくて、機動性のあるモバイルパソコンで、それほど高い処理能力を求めるわけじゃないのでこれで満足です。
注目すべきはHDD能力です。
スコア51,158はDELL Alienwareに比べ3.8倍 DELL Studio XPS 1340に至っては8倍の能力
を誇っています。さすが ハイスピードSSD約512GBはすごい能力です
ただ残念なのは「OGL」3Dグラフィックス性能(OpenGL)が最下位です。
ベンチをしていても3Dはさすがに苦しそう『俺にこの能力を求めるな!』
と言わんばかりの動きだった(苦笑
Dell Studio XPS 1340
「Mark」(総合得点)・・・98,554
まあ見てのとおり、お安くお古いエントリー機の悲しいベンチマークかな?
『ふん!笑いたければ笑えばいいさ』そんな言葉を残して不貞寝しそうな結果です。
発熱量の測定
ノートパソコンで気になるのが発熱です。どのくらい熱くなるのか図ってみました。参考のためDELLノートとの比較になります。
本体内部と本体表面の温度を測定しました。
先ずは本体内部に関して見ていきます。
使用したのはHWMonitorと言うフリーソフトで各パソコン3回ずつ総合ベンチマークソフトのCrystalMark2004R3を実行し過負荷をかけた状態で温度を測定しました。
VAIO Fit 13A Dell Studio XPS 1340
VAIO Fit 13A: Temperatures (マザーボードの温度)ベンチ測定直後の数値は58℃ 最小41℃ 最大65℃
Dell Studio XPS 1340:Temperatures (マザーボードの温度)ベンチ測定直後の数値は67℃ 最小59℃ 最大76℃
CPUの温度もほぼ同じ値を示しています。
こう見ると大体10℃くらいVAIO Fit 13Aの温度が低くなっています。最小値に至っては18℃も温度が違います。
またバッテリーの[Voltages]が出力電圧になっていますが出力電圧はVAIO Fit 13AがDell Studio XPS 1340の3分の1程度
と言うことが見てとれます。
表面温度の測定もしていきます。
今回使用したのはアズワン社製赤外線放射温度計
SK-8700Ⅱを使用しました。会社にあったものを
上司の了解のもと、お借りしてきました。
先ほどのベンチマークソフトを3回使用してパソコンに過負荷をかけてから表面温度を測定してみました。
VAIO Fit 13A: Dell Studio XPS 1340
ノート表面
消費電力の高いDELLノートが全体的に温度は高めです。特に注目する点はキーボードで文字を入力する際に手首を置くパームレストとポインティングデバイスの温度です。6℃~8℃近くDELLノートの温度が高いです。夏場長時間キーボードを打つときにここの温度が高いとかなり不快です。水をかけたくなります。(もちろんかけちゃあ・・・駄目だけど)
なるべくパームレストの温度が低い方が作業はしやすいのでVAIO Fit 13Aは温度も低めで比較的、快適にキーボードを打てそうです。
ノート背面
こちらもDELLノートが温度が高いのがわかります。注目は中央部分の温度が8℃違います。
足に乗せて作業するときもここの温度が高いとこちらも不快です。
卵が焼けちゃいそう(もちろん卵は焼けないけど、雛が孵化する温度)
こうやって見ると消費電力の低いVAIO Fit 13Aは相対的に発熱も控えめです。
いろいろダラダラ書いてしまいましたけど、VAIO Fit 13A の機能に関しては大体こんなところでしょうか?
また気づいた点がありました追記していきます。
お買い得か?そうではないのかの検証に関しては、個人的には買いだと思います。
今のところこのパソコンを買って後悔した点はまったくありません。
モバイル性能・処理性能・ディスプレイの美しさ、そして3タイプに変形モードなど、どれを取っても、なかなかやるなオヌシ!
侮りがたしVAIO Fit 13A
それとここで書いた内容はあくまでも個人的調査内容なので、参考程度に読んでください。
あくまでも性能を保証するものではない事
をご了承のほどよろしくお願いします。詳しくはソニーサイトで確認して下さい。
ソニー 最後のVAIO
悲しい記事が出ちゃったよね(涙
『VAIOブランドのPC事業を日本産業パートナーズに売却で合意』
つまりソニーのロゴが入ったVAIOノートは無くなってしまうという事ですね・・・
独創的で先進的なノートPCを世に送り続けたソニーのVAIOシリーズが無くなってしまうのはすごく残念です。
モッキーの人生で十数台のパソコンを買ったけど、まぎれもなくこのVAIO Fit 13Aは名機でした。
VAIOノートは第一世代とこの機種と2台買ったけど、外に持ち出して使うと、結構カッコいいんだよね!
他のノートPCと比較しても輝いている・・・そのソニーブランドのVAIOが手に入らないのは悲しい(号泣
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