FJクルーザーで凍結路を踏破

FJクルーザーでタイヤチェーンをつけての厳冬の日光を走りました。2012年12月1日でたいした雪は無いだろう
タイヤチェーンなんて多分使わないと思うと甘く見ていたモッキー。
現実はモッキーの想像をはるかに超える厳しい雪道の踏破となりました。霧降高原・いろは坂・金精峠と凍結路の連続!FJクルーザーで冬の道を走るときの参考にしてください。

霧降高原を通って奥日光に向かう事にしたモッキーと親友二人のお気楽旅！
天気予報では山沿いは雪になるとの予報。正直オールシーズンタイヤも履いているし、あまりタイヤチェーンを装着する機会はないのでは？とたかをくくっていました。
日光から登るとかなり強い雪が降ってきました。路面はかなり真っ白な状態になります。
カーブではちょっとお尻が外に振られる感じがしてきたので、これ以上オールシーズンタイヤでは危険と判断しタイヤチェーンを履くことにしました。

タイヤチェーンが履ける大きな駐車場を見つけたのでそこで装着することにしました。
モッキー以外の車が無かったので広い駐車場でちょっとスピードを上げて、急ハンドルを切ってみました。
見事にお尻が大きく振られてかなりヤバイ状態でした。幸いスピーンはしなかったけど、かなり滑りました。早速タイヤチェーンを装着しました。
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装着方法に関しては下の写真をクリックしてFJクルーザーのタイヤチェーン購入と雪道レポートをご参照下さい。

タイヤチェーンを履いたFJクルーザーの安全度はかなり高まりましたが、過信は禁物！
雪道は丁寧に運転しました。奥日光で温泉と熊肉を堪能したモッキーは再び霧降高原を通って日光へ！

大笹牧場は一面銀世界！ちょっと立ち寄ってアイスクリーム食べようと言う気は全くおきない！

時折吹く地吹雪が視界を遮ります。

標高1,440付近はかなりやばい状態です。路面は完全凍結しています。

雪があまりなく、路面が凍っているのはかなり危険！下から吹く風がモッキーを凍らせます

ここでモッキー危うく滑って転倒しそうになりました。・・・と言うほど路面は完全凍結
もはやオールシーズンタイヤでは危険を通り越して無謀と言わざる得ない状態。
タイヤチェーンを履いてトランスファーノブをＨ４の４ＷＤモードでもヘアピンカーブでは少し滑っている感じです。

麓まで降ったら、前から来たトラックがパッシングしながら蛇行運転！
な！なんだと思ったら、手をあげて止まれと合図。
止まって窓を開けたらおっちゃんが
『この先の路面がカチンコチンで一台車が横転しているから気をつけて』と忠告
ありがとうとお礼をして車を走らせたら、日陰の曲がり道！しかも路面はブラックアイスバーンで危険度マックス

ブラックアイスバーンは話には聞いていたけど、実際に見るのは初めて、路面が黒く凍ってツルツルの状態で一見すると路面が濡れている様に見えるけど路面自体が黒く凍っている最凶のアイスバーン
軽自動車が見事に逆さになっている。まだ警察も来ていない。もう少し先を走っていたら巻き込まれたかもしれない慎重に上向きで腹を見せている軽自動車の横をすり抜けました。

湯の湖に到着までさらに2台のスリップ事故を目撃！この風景同様、身の毛もよだつ寒々しい光景です！
モッキーも油断すると同じ目にならないとも限らない。オーーー怖い

湯の湖周辺も完全凍結！まさにアイススケートリンクの上にいる様です。

これから金精峠を越えていくことになります。金精峠はどうなっているのか？恐怖です。

金精峠はこんな感じです。多少雪が積もっているので若干走りやすいのですが、ヘアピンカーブの連続では軽く前輪が滑っている。親友と二人！おおー少し滑っているなぁ～（汗
と言葉も少なめ！緊張の連続・・・

金精峠を降りきった所でチェーンを外して一路関越自動車道で湯沢に向かいます。
関越トンネル抜けた先はまたチェーン規制になっていて、再びチェーンを装着する事になりました。
正直ちょっと面倒なのでオールシーズンタイヤで降っちゃおうかな？って頭によぎったんだけどあまりに雪の量が多かったんでタイヤチェーンをつけて走行・・・
途中反対側の車線では1台の車がが中央分離帯に激突して止まっていてさらにその先ではモッキーの走っている下りでも追い越し車線で事故して立ち往生。
越後湯沢の一般道では路肩の歩道に乗り上げて止まっている車とあちこちでスリップ事故を目撃してしまった。
オールシーズンタイヤで走らなくて良かった！下手するとこの事故車両の仲間入りするところだった。
雪道を走行する事が何回かあるモッキーにとっても非常に緊張する厳しい道でした。

FJクルーザーで雪道を走るポイントとしては・・・
①標準のオールシーズンタイヤで雪道走ろうって考えは捨てた方がいいよ！
モッキーもタイヤチェーンを買う前に色々なサイトを見たんだけど、中にはオールシーズンタイヤで走っても平気とか書いている人もいます。たぶんその人の雪道スキルが高いからかもしれないが、大半の人はオールシーズンタイヤで雪道は危険と書いてあります。モッキーも後者の意見で必ず滑り止めは装備した方が良い
FJクルーザーは重量級の車です。登りはなんとか誤魔化せても降りは危険です。
後輪にタイヤチェーンをはめているが前輪はオールシーズンです。カーブがきついと前輪が滑ってステアリングが効きにくい場合があります。
タイヤチェーンをはめているから歯止めが効くけど、そうでないと対向車線に大きくはみ出ます。

②雪道ではトランファーノブをH4(4輪駆動ハイモード)
通常はH2の２輪駆動モードで走行していますが、その場合だと後輪駆動になるので雪道の場合、アクセルを踏み込みすぎると後輪が滑って横滑りを始めてしまうことがあるので、H4の４輪駆動ハイモードで走行するようにしましょう。
全てのタイヤが駆動するので雪道での挙動がスムーズになり、万が一前輪が滑っても体勢を立て直しやすくなります。

③３つの急はノーサンキュー
これはFJクルーザーに関わらず、雪道走行の鉄則ですが急発進・急ハンドル・急ブレーキの急がつく操作は厳禁です。
仮にH2の２輪駆動モードで急発進なんかしたら、後輪が滑ってスピーンの可能性があります。
坂道ではシフトダウンしてスピードを落として進みましょう。FJクルーザーってエンジンブレーキがかかりにくいからL2まで落として、常に抵抗がついている状態にして曲がり角手前で十分に速度をおとして曲がるようにしましょう。
特にタイヤチェーンだと繰り返しになりますが前輪はオールシーズンタイヤです。スピードがついていると前輪が滑って曲がりきれない可能性があります。

色々脅かすような事ばっかり書いて申し訳ないですが、それほど雪道は装備をしっかり整えて慎重運転に心がけましょう
折角の楽しい旅行が台無しになるばかりでなく、大切な車や同乗者・または自分、そして巻き添えを食らった他人様全てが悲しい思いになってしまうのが事故です。
安全運転を心がければそれ程恐れることはアリマセン！雪の銀世界に出かけてみましょう

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