山寺 (宝珠山立石寺)

山形の山寺!松尾芭蕉も訪れた古いお寺で山門から大仏殿のある奥の院まで800段を越える石段

宝珠山立石寺

山形旅行2日目の2012年8月10日朝9時。今日は宝珠山立石寺。通称山寺をお参りに行ってみようと思います。
山寺は貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗のお山とある。
貞観2年ってどんな年?時は平安時代!平清盛よりもっと前の時代で1000年以上も前のお寺なんですね。
こんな高い山登れるかな?石段800段以上と言う・・・頂上に着いたらモッキーの背中に羽が生えてそのまま天上界まであがってしまうのではないか?と不安になります。(苦笑

煩悩の数108段の石段

山寺 一段ずづ登って煩悩をすべて消し去って下さいと書いてある

煩悩の数108段の石段!一段ずづ登って煩悩をすべて消し去って下さいと書いてある。
むむむ・・・煩悩の塊のモッキー!登って煩悩が消えてしまうとモッキーの存在も消えてしまう様な気がしてこの石段は迂回して根本中堂の登山口から登ることにしました。

山寺画像6

山寺画像7

さてここから山寺のスタートラインに立ちました。いざ山寺むけてGo!・・・でもたどり着けるだろうか(不安
不滅の法灯

皆さんは『不滅の法灯』なるものをご存知でしょうか?モッキーは戦国時代ファンでもあるので多少聞いた事があります。この不滅の法灯は決して消えてはならず、天台宗を開いた最澄(さいちょう)の時代に始まり、以来1200年以上にわたって途絶えることなく灯っている。
だが、その不滅の法灯が消えてしまう事件が発生した。
時は群雄割拠の戦国時代の元亀2年(1571年)近畿地方を掌中に収めていた織田信長は同盟を組んでいた浅井長政の裏切りにあい石山本願寺も挙兵し信長包囲網が出来つつあった。
比叡山延暦寺は浅井・朝倉両軍に味方し信長に反抗したため根本中堂、山王二十一社をことごとく焼き払い、僧侶は言うに及ばず、比叡山にいる女、子供まで皆殺しにあい一説によると3000名ほど虐殺された
歴史上悪名高い比叡山延暦寺の焼き討ちで、この不滅の法灯も消えてしまった。
だがこの立石寺に不滅の法灯は分灯されていて灯火は絶える事は無かった。その不滅の法灯は後に比叡山延暦寺が再建されるとき逆にこの立石寺から延暦寺に不滅の法灯を分けたと言われる。このお寺に不滅の法灯があるなんて初めて聞きました。歴史って面白いですね。
松尾芭蕉

入り口には松尾芭蕉が座っていて、涼しげな顔で「お前に登れるのか?」と言われていそう!
山寺画像10

ここで拝観料を300円を納めて、いざ800段の石段にチャレンジしてみようじゃないですか?
すっかりお参りという目的を忘れているモッキー(笑
山寺画像11

山寺画像12

森林浴をしながら周りの風景を見てゆっくり登ります。夏休みとはいえ平日午前中なので人は少なめです。
山寺画像13

こんな何気ない風景も、何故か山寺だと趣があって、思わずカメラをかまえてしまいます。
せみ塚

せみ塚に到着!

静けさや岩にしみ入る蝉の声

石の塚を立てたものでせみ塚

静けさや岩にしみ入る蝉の声、松尾芭蕉の有名な句ですね。この句をしたためた短冊をこの地に埋めて石の塚を立てたものでせみ塚と呼ばれている。
モッキーもここで一句「静けさや 鼻息荒い オヤジかな」
フーハーフーハー!汗だくで山に登って!かなり鼻息が荒いモッキーでした。
弥陀洞

弥陀洞

長い年月の風雨が岩を削り阿弥陀如来の姿を作り出した。仏の姿を見ることが出来る人は幸せになれるらしい。
むむむー!仏様のお姿など見れないぞ!いいんだぁ~どーせモッキーは幸せじゃないから!フーーン!

仁王門

山寺画像19

仁王門
左右に仁王尊像が邪心の持っているものを通さない!やべ!モッキーと通れるか?
後方の閻魔王がこの門を通る人たちの過去のおこないを記録すると言う!ダブルやべ!・・・
ここで引き返しちゃおうかな(苦笑
ピンコロ車

『元気なときはピンピンと!いよいよその時がきたらコロっと』それがピンコロ車です。
家族がまだピンピンと生きる様にお祈りしながら数珠玉をゆっくり回します。
奥の院と大仏殿

奥の院と大仏殿に到着しました。いやぁ~大変だった!麓の根本中道の出発が9時ちょうどでここに着いたのが10時30分なので1時間半も登るのに時間がかかりました。いぁ~暑い!汗だく。でも登りきりました。しかも生きてます
良かった良かった。ご利益なんかあるかな?

開山堂

開山堂は立石寺を開いた慈覚大師の木像の尊像が安置されたお堂で朝夕のお食事付きだって!どんな?食事だろう?
左の小さい赤いお堂は写経を収める納経堂でこの山で最も古い建物らしい。

五大堂

天下泰平を祈る道場

山寺で最も景色の良い場所!五大堂は天下泰平を祈る道場
確かに見晴らしは良い。こんなところで夜に一人酒を飲んだらさぞ気持ちがいいだろうなぁ~とバチあたりな 事を考えながら周りを見ていました。
山寺画像25

この五大堂で一つ気になったことがあります。それは心無いラクガキです。
こんな日本の歴史的にも貴重な建物にどういう神経で落書きができるのかな?
自分の名前まで彫るアホもいる。嘆かわしい限りです。日本の宝、みんなの宝です。大切にしましょうね
山寺画像26

のんびりと山寺を観てきました。あちこちでお賽銭を入れてしっかり、お祈りしてきました。
心が晴れやかで少し邪心が浄化された気がします。多分降りるモッキーは神々しい光さえまとっていたかも知れません。

山寺画像27
1段ずつ登ると煩悩を消し去ってくれる108段の石段を試しに降ってみた。
そうすると下から若いギャル!
しかも胸元が開いてるジャマイカ!
お!おおお~モッキーの目線が胸元に釘付け

浄化された煩悩が逆にモッキーに流れ込んだ様な気がします
うん!欲望を捨てたモッキーなど炭酸の抜けたコーラー
これからも煩悩をまといながらしっかり生きていきます(笑

煩悩を捨てる、捨てないはどーでも良い話ですが、それでも1000年以上も昔から脈々と受け継がれているこの古いお寺、運動不足のあなたも頂上まで是非チャレンジしてみてね。下界で見るよりキット違う景色が見れます。

住所:〒999-3301  山形県山形市山寺4456-1
電話番号:023-695-2002公開:8:00~17:00
山寺の地図


最後の訪問地米沢で驚きのハンバーガーを食べた。

宿情報

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