ひよっこパイロットが撃墜王を目指すmokkyのエースパイロットを見て頂き誠に有難うございます。
今回もゲームDCS Worldでウクライナ空軍仕様のF16戦闘機の操作方法を学ぼうという企画の第8弾
AN/APG68
ファイアーコントロールレーダー
FCR火器管制レーダーを一緒に学んでいきたいと思います
AN/APG68は
アメリカのウェスティングハウス社
今はノースロップグラマン社が開発したレーダーで
優れた空対空・空対地探知能力や多彩な動作モードを備えた高性能レーダーです
今回はこのAN/APG68火器管制レーダーの地上探索モードを使って移動目標の捕捉を行いたいと思います
敵を発見できないことには攻撃もできないよね
そうなんだよね
戦闘において何が1番大切かというと敵を早く見つけることこれが勝利の秘訣なんだよね
AN/APG68は
空対空・空対地の2つのモードがあるけれども
今回は空対地モードを深く見ていきたいと思います
以前お伝えしましたが対地モードは
GMグランドマッピング
GMT地上移動目標
SEA海上探索の3つのモードです
それぞれのモードを見ていきたいと思います
それでは表示方法ですが各機能共通でこのFCR火器管制レーダーのスイッチがオンになってることを確認します
FCRページを表示します
もし表示されていない場合はこのFCRボタンを押して表示をさせます
このボタンが①レーダーモードセレクターで
このボタンを押して右の②GMグランドマッピングを押します
今表示してるのがグランドマッピング画面です
少し画面の説明をします
マップ上の黒い部分はレーダーシャドウでレーダー波が届かない影の部分が黒く表示されます
今表示している黒い部分は山の背後でレーダー波が届きません
また海や湖などの水面もレーダー波が反射しないので黒く映ります
今AUTOと表示されてるところはレンジセレクターでAUTO自動とMAN手動と切り替えます
機能はこの十字線をディスプレイの上部または下部に移動すると表示の範囲が変わります
ちなみにこのレーダーカーソルはフライトスティックにミニアナログスティックがあればそちらを使えば便利なんですけれど無ければこれらのキーを使って合わせます
AUTOの場合は十字線のレーダーカーソルを
手前画面下に持っていくと表示が拡大され
奥画面の上に持っていくと表示が縮小されます
ちなみにマニュアルの場合は画面の拡大縮小はないです
隣のNORMと書かれてるところはドップラーレーダーの表示範囲の設定を行います
今表示しているNORMは通常スキャン
ボタンを1つ押すとEXPモードは通常スキャンの4倍ズームになりますが解像度は最低です
次のDBS1マップが同じ倍率で先ほどよりやや解像度が上がりますがレンダリング時間はかかります
次のDBS2マップは最高解像度になりますがレンダリング時間はDBS1に比べて3倍かかりますが鮮明な画像が表示されます
隣のOVRDはレーダーオーバーライド機能でレーダー波の発射がスタンバイモードになりレーダー送信が抑制されます
その隣のCNTLコントロールページに飛びますが解説も飛ばします
解説も飛ばしちゃうんだ
だってみーくん
マニュアルにはコントロールページに飛びますってしか書いてないんだもん
次に左のボタンを説明します
今80と表示されてるのがレーダーレンジで80・40・20・10と変えられます。
その下のA6と書いてあるのはレーダースキャン方位角で
A6は前方範囲60°
A3が30°
A1が10°
とレーダースキャン幅を制御できます
その下のEGMと書いてあるのがエンハンストグラウンドモードで画像処理してるので解像度が上がるけれどもレンダリング時間はかかります
ここを押すとRBMリアルビームモードで生のレーダーデータを表示してるので処理は早いですが解像度は落ちます
それでは右のボタンを説明します
1番上を飛ばします
なんで飛ばすの?
押すとボタンの表示が変わるんですが特に画面が変化なくマニュアルにも書いていないので謎の機能です
その下のFZと書いてあるのがフリーズ機能で画面の表示を一時的に止めてフリーズさせます
その下のSPはスノープラウ
翻訳だと除雪車って出るよね
そうだね翻訳すると除雪車って出るんだけど
ちょっと意味がおかしいよね
もう1つの訳としてはスキーのプルークボーゲンでスキーの板の先端をくっつけて滑るという方法なんだけどSPモードを押すと機首の前方固定サーチなのでこの意味合いが強いかもしれないね
それってどういうこと?
そうだねもう少し細かく説明しますね
通常レーダー位置は機首方向に関係なくステアポイントやターゲティングポット
エリアまたはポイントトラックのエリアをスキャンするんだけど今表示している
レーダーカーソルの十字線はスペアポイントに設定されてます
例えば機首の方向を少し変えてみると機首の前方にならずあくまでも設定されているステアポイントに十字線が当たっています
この位置にあるので先ほどのレーダーの表示範囲を変えてもスキャン位置は変わりません
ただレーダーは機首のレードーム内にあるのでさすがに機体後方などはスキャンできないんだけどレンジ幅は60°の範囲でスキャンしてくれます
そしてこのSPモードを押すと十字線が機首中央に変わります
レーダー位置を前方に揃えるてことは
やはりプルークボーゲンの方が合ってるかもね
その下のCZはカーソルゼロ機能で例えばレーダーカーソルを動かしてる状態でこのボタンを押すと初期セットされている位置に戻ります
STPと書かれているのが標準オプションセレクターで
STPはステアポイントを示し
TGTは例えばAGモードを押してボアサイトモードに選択したら表示がTGTに変わります
GMモードで最後はターゲットを指定する方法です
DMSディスプレイ管理スイッチを押して今表示してるFCRをSOIの状態にしてから先ほどのレーダーカーソルを動かします
次にTMSターゲット管理スイッチを上に押すとターゲットが指定されます
そしてTMSターゲット管理スイッチを下に押すと選択が解除されます
モッキー だったらそのポイントをステアポイントに設定できるの?
いい質問だよね
レーダーカーソル位置をステアポイントに設定できれば
オートパイロットでその位置に向かってくれるから爆撃は楽だよね
それでは実際に移動目標を見ていきたいと思います
ここまでかなりの時間を使ってしまいましたので後は探索モードは軽めに説明します
GMT地上移動目標モードを解説します
目標を視認しやすいようにターゲティングポットを使用しながら解説します
最初に①AGマスターモードを押して対地攻撃モードにします
この状態だと左のFCR画面でGMTを選択できないので右の画面で②ここを変えてBOREボアサイトモードにすると左の画面のここがGMグランドマッピングに変化します
レーダーモードセレクターの①GMを押して
地上目標を追尾するので②ここをGMTを選択します
ついでに右の画面の①TGPを押してターゲティングポットを表示させておくと分かりやすいです
先ほどと画面設定は同じですがここの②CNTLコントロールページは移動目標など検出機能など多少機能がシュミレートされていますがまだ多くの機能がシュミレートされていないので説明は割愛します
今表示しているのがFCR画面でターゲットになる目標の交点が表示されています
モッキー交点がよくわからないんだけど
そうだね ちょっと見づらいのでこのボタンを押してコントラストを調整してみると見やすくなります
光点が分かるようになったね
レーダーカーソル十字キーをその交点に合わせると移動目標の大体の位置が表示されます
もう少しズームした方が分かりやすい場合はこのNORNボタンを押してEXPモードで通常スキャンの4倍ズームにするとより位置が分かりやすくなりますが高解像度モードのDBS1・DBS2マップは使えません
交点の位置にレーダーカーソル十字線を合わせると右側のMFD画面のターゲティングポットを使って敵戦車を探していきます
敵戦車を発見できました
このように移動目標を探索する方法がかなり楽になります
東京の首都高速道路みたいに移動目標だらけだった場合
どうやって敵戦車を見分けるのかな?
うーん さすがに移動目標だらけになると難しいかもね
運用としては砂漠とか森林とかといったあまり移動目標がないところから見つけるのが主な機能なんじゃないかな
SEA海上探索モードを説明します
地上と違って海上の方がターゲットを捕捉しやすいので先ほど説明飛ばしたステアポイントに設定する方法も合わせて紹介しますね
航行してる船を見つけるのはウェーキーで見つけるのが1番さ
第2次世界大戦か(苦笑
そんな航跡を見つけるよりも今の時代はレーダーで簡単に発見できるんだよ
便利な世の中じゃのぉ~
先ほどの地上移動目標モードと同じですがまず
①AGマスターモードボタンを押して対地攻撃モードにします
②右の画面のここを押してボアサイトモードにすると
③GMと表示されますのでレーダーモードセレクターを押して
④ここのSEAと書いてあるボタンを押します
これがSEAになっていてSEAモードになってることを確認します
そして艦船も見つけやすいように右のMFD多機能ディスプレイにターゲティングポッドの画像も表示させておきます
今NOT SOIとなっていて未選択になってるのでこれらのキーを使ってFCRを選択します
画面に光点が表示されてると思いますがこれが艦船です
それではレーダーカーソルの十字線をその光点に合わせていきます
まだしっかりした位置が分かりづらいのでNORMというボタンを押して範囲を狭めます
そうすると細長い艦影が浮かび上がります大体の位置が分かりましたので
右のターゲティングポットの映像に切り替えて敵艦を補足します
多少画面を横にずらすとこのように敵艦を補足できました
これでSEAモードで海上目標のターゲットが補足できましたがオートパイロットに関して先ほどお伝えできなかったのでこのタイミングで説明します
今選択している座標のマーキングを行います
このICP統合制御パネルの7キー MARKボタンを押します
DEDデータ入力ディスプレイにマークの画面が表示されます
少しだけこのマーク画面の説明をします
今ここがTGPと表示されていますがマークの入力情報をターゲティングポッドから得ます
そしてここのSEQと書かれているキーを倒して選択を変えます
FCRはFCR画面からの情報をインプットします
OFLIは画面上の現在値を情報としてインプットします
HUDはヘッドアップディスプレイからの情報をインプットします
今はTGPからの情報をインプットします。
そうするとDEDデータ入力ディスプレイに指定ポイントが表示されます
そこでICP制御パネルの0 MSELボタンを押すことで
ここにSTPTと表示されステアポイント26に敵艦の位置が設定されました
あとはRTNボタンを押してステアポイントが26になっています。
このスイッチを下に押すと設定したステアーポイント26に設定されていますのでオートパイロットにすると設定したステアーポイントに自動的に機首を向けます
マーキングで割り当てられるのはステアーポイント26から30まででそれ以上は26に上書きされます
これがSEAになっていてSEAモードになってることを確認します
そして艦船も見つけやすいように右のMFD多機能ディスプレイにターゲティングポッドの画像も表示させておきます
今NOT SOIとなっていて未選択になってるのでこれらのキーを使ってFCRを選択します
マークしたタイミングでなぜか位置がずれてしまいますのでCZというボタンを押すと最初に設定したポイントに戻りますので少し動かすと敵艦を発見できます
あとはマーキングしたステアポイントに向かいますがもしかしたら設定方法があるかもしれませんが今設定しているポイントはマーキングした位置なので移動目標の場合設定ポイントから移動してしまいますので位置がずれてしまいます
もし ターゲティングポットで移動目標を補足したままポイントも動くやり方がが分かりましたら別の機会でお伝えしますしその方法がお分かりの方はコメントなどで書いてもらえると助かります
今回のAN/APG68火器管制レーダーの解説はいかがでしたでしょうか
それでは次回もこのF-16戦闘機の操作方法をこのDCS Worldを使ってお伝えしますので是非お付き合いいただけと嬉しいです。
また今回の操作方法はYouTubeで配信していますのでそちらを見てもらった方が全然分かりやすいと思いますので
YouTubeのモッキーのエースパイロットも是非よろしくお願いします