
ひよっこパイロットが撃墜王を目指すmokkyのエースパイロットを見て頂き誠に有難うございます。
今回からゲームDCS Worldでウクライナ空軍仕様のF16戦闘機の操作方法を学ぼうという企画の第1弾
エンジン始動とテイクオフ編です
2024年8月にロシアから侵略を受けているウクライナにNATOからF-16戦闘機を供与され配備されたニュースを見てYouTubeで配信していた内容を急遽このページでご紹介します。

ゲームとは言え、以前フランス空軍がDCS Worldを実際の訓練に使ったほどリアルなフライトシミュレーターなんだよね

そうなんだよね 一応取扱説明書にはゲームプレイ用なので本物のF-16戦闘機の
操作方法を教えることを目的にしてませんって書いてあるからまあ 参考程度に見てもらえばいいかなと思い。

今回ウクライナ空軍の塗装なんだね

ウクライナ空軍第831戦術航空旅団のカラーリングがネットにあったのでこの塗装を使っていますがもちろんウクライナに配備されたF-16戦闘機塗装は違うけど、もしかしたらこんなカラーリングになるかもしれないね

またロシア人からクレームが来そうだねヽ(`Д´#)ノ

すみません!あくまでもゲームの話なので実際に怒ってロシア語で
なんでお前生きているのとか
馬鹿な奴の夢とか
コメント来てるしw
友人からはモッキーはロシア人に消されちゃうんじゃないかと言われてるし・・・
まぁ別にロシア人が嫌いってわけじゃなくて本当に嫌いなのは
戦争とプーチンだからね

とっとと戦争を終わらせて欲しいよね

前置きが長くなりましたがこれからシリーズでF-16戦闘機の操作方法を学んでいきます。
最初はエンジン始動シークエンスになります。
今回の操作は何を意味しているかをできるだけ解説しているためページはやや長くなります。

FLCS飛行制御システムがバッテリー電源だけで機能するかをテストを行います。
MAIN PWR switchを上のBATTバッテリーの位置にします。
これによりF-16戦闘機のバッテリーが重要なシステムに接続されエンジンの点火装置に電源が供給されます。
これからの工程はほとんどキーバインドはされていないので自分で適当なキーを設定するかあまり頻繁に使うことはないので基本的にはマウス操作で行います。

スイッチ下にあるFLCS RLY飛行制御システムリレーライトが点灯していることを確認します。
これによりFLCS障害監視システムが正常に動作していることを確認します。

FLCS PWR TEST 飛行制御パワーテストスイッチをマウスでテストの位置にしてから右クリックを押しっぱなしにしてその状態を保持します。

FLCS電源の4つのライトが点灯していることを確認します。

先ほど点灯していたFLCS RLYが消えていることを確認します。

これらのライトがついていることを確認します。

右クリックを離してFLCS PWR TEST switchをNORMの位置に戻します。

MAIN PWR switchを一番上にしてエンジン点火装置に電源が供給します。
ただしバッテリー容量の関係でこの操作は5分以内に行う必要があります。

次にライトが点灯していることを確認します。
エンジン警告灯(ENGINE Warning Light)はエンジンの故障を知らせるライト
油圧警告灯(HYD/OIL PRESS Warning Lights)は油圧の低下を知らせるライト

ELEC SYSは電気システムの故障を知らせるライト
SECはエンジンがセカンダリモードで動作していることを示すライト。

ANTI-SKID Switchを上に上げパーキングブレーキをします。

キャノピーを閉じます。基本的には左CtrlとCです。
マウスでも出来るんですが少し奥まった位置になるのでやや操作はしにくいです。

Canopy Switchの上にある黄色い部品のCanopy Leverをクリックして閉じます。

ENGINE FEED KnobがNORMの位置になっていることを確認します。
これを行うことにより全ての燃料ポンプがオンになり飛行機の重心が自動的に制御されます。

AIR SOURCE KnobがNORMの位置になっていることを確認します。
これによりエンジンブリードエアーバルブが開き
自動空気温度制御
コックピット油圧調整
アビオニクス システムの冷却を行います。

アビオニクスシステムって何?

飛行機に搭載されてる電子機器のことだね

スロットルがOFF Detentsの位置になっていることを確認します。
この位置にするには右ShiftとENDキーです。

ジェット燃料スタートスイッチをSTART 2の位置にします。
エンジン始動する際の圧縮空気のボトル数を示していて寒冷地はSTART 1の
1つのボトルで良いのですが高地や暑い日などはボトル2つを使って十分な空気を送る必要があります

これってF5EタイガーⅡとかF86セイバーだと地上整備員に圧縮空気を送ってもらってエンジン始動していたけどもう必要ないってこと?

そうなんだよね地上整備員の高圧コンプレッサーをお願いしてエンジンに空気を送って始動する手間が省けるんだよね。

ジェット燃料スターターアイドルRPMに達するとRUNのライトが緑色に点灯します。
ジェット燃料スターターが作動するとアクセサリードライブギアボックス内のクラッチが作動しアクセサリードライブギアボックスとパワーテイクオフシャフトを介してゼネラルエレクトリックF110エンジンを駆動しエンジンRPMが20%あたりまで回転数を増やします。

エンジンRPMが20%に対したらスロットルをアイドルの位置にします。
操作は右ShiftとHOMEキーです。
エンジンは10秒以内に点火します。

エンジン警告灯と油圧警告灯は消灯します。

①燃料流量計
②エンジン油圧計
③エンジンノズル位置
④エンジン回転計
⑤ファンタービン温度計
の数字に変化がありました。

アビオニクスシステムの電源を入れます。
左からMMCモジュールミッション コンピューターのスイッチを上にセットします
ST STAストアステーション電源のスイッチを上にします。
MFDマルチファンクションディスプレイの電源を上にします。
UFCアップフロントコントロールの電源を上にします。
GPS受信機の電源を上にします。

FCR火器管制レーダーの電源を上にセットします
ただし地上にいる間はレーダーの操作は禁止されています

RDR ALTレーダー高度計の電源スイッチを中央のSTBYの位置にセットします

COMM1 UHF無線電源ノブとその隣のCOMM2 VHF無線電源ノブが右にセットされていること

その下にある2つのラジオモードノブが真ん中のSQLスケルチの位置にして
雑音や不要な相手からの音声を遮断します。

UHFバックアップ無線機能ノブをBOTHの位置にセットします。

HUD ヘッドアップディスプレイのシンボル強度ホイールを回して表示をオンにします。

C&I 通信及び識別ノブがUFCアップフロントコントロールにセットします。
これにより主要な通信・ナビゲーション識別機能が制御できるようになります。

INS 慣性航法システムのアライメント同期の実行を行います。
INS 慣性航法システムのノブをNORMの位置にします。

DEDデータ入力ディスプレイの
INSの文字の横にあるのがアライメントにかかった時間を分単位に表示しその横はアライメントステータスで99が初期化で数値がどんどん小さくなり10になった時点でINS慣性航法システムの調整は完了となります。
その下のLATが緯度座標
その下のLNGが経度座標
これはファンクションF10を押してマップからも緯度と経度の座標は確認できます。
SALTがシステムの高度フィートを示し
THDGは機体の方向を示します。

INSの調整に通常は8分ほどかかります。
アライメントステータスが10になったら調整完了でヘッドアップディスプレイにはアラインという文字が点滅しDEDにはレディーを意味するRDYが点滅します。

INS 慣性航法システムの調整が完了しましたらINS 慣性航法システムのノブを
NAV ナビゲーションに設定します。

LINK16データリンクのセットを行います。
MIDS LVT 多機能情報配信システムをオンにします。

画面上右にあるMFD多機能ディスプレイデータ リンク送信オプションが
XMTがOFFになっている所をクリックしXMTL16にセットします。

ICP 統合制御パネルでLISTボタンを押します。
DNKを選択したいのでENTRボタンを押します。

DEDデータ入力ディスプレイにデータリンク ネットワークステータスが表示されます。
必要に応じて ICP 統合制御パネルのDEDデータ制御スイッチをSEQスイッチと書いて右に倒してページを進めますが今回は特にデータリンクを行わないので割愛します。

IFF 敵味方識別システムをオンにします。
IFF MASTER knobをNORMの位置にします。

ICP 統合制御パネルでIFFボタンを押すことによりDEDデータ入力ディスプレイに表示されます。

STORES CONFIGスイッチを設定します。
CATⅠは翼のハードポイントに増槽タンクや空対地兵装を装備しない場合に設定し今回のような重量物を翼に取り付ける場合はCATⅢの位置にセットすることにより適切なフライバイワイヤーの制御モードが設定されます。

モッキー フライバイワイヤーって何?

よくぞ聞いてくれたね みーくん
昔の飛行機の操縦システムはパイロットが操縦してそれが金属製のワイヤーで機械式に操作したんだけど今の飛行機はその操作を電気信号に変えてコンピューターが計算して最適な操作になるように三舵を制御するシステムでこのF-16は初めて完全フライバイワイヤー化した実用機なんだよ。

酸素調整パネルはこのようになっていることを確認します。

CMDS対策ディスペンサーシステムの設定をします。
脅威警告補助制御パネルの電源ボタンを入れます。

RWRレーダー警報受信機のスイッチを上に上げてオンにします。

JMRジャマースイッチを上に上げてオンにします。

CHチャフボタンを上に上げてオンにします。

FLフレアボタンを上に上げてオンにします。

MODEノブをSEMIセミオートモードにします。

HMCSヘルメット マウントキューイングシステムのノブをINCの位置にします。

パイロットのヘルメットに装着されたシステムでパイロットの頭の方向に向けて計器の数字が表示されます。

それはすごいね モッキーちょっと日本のアニメを見たいんだけど

みーくん ゴーグル型ディスプレイじゃないからテレビとかは見れないかな

HMCSの調整を行います。
ICPパネルでLISTボタンを押します。
その他を意味するMISCを選択するには0 M-SELを押します
MISCページを開きHMCSを選択します。
RCLボタンを押します。

HMCS ディスプレイページが開いたらICPパネルのDEDデータ制御スイッチを
SEQスイッチと書いてある右に倒してページを進めます。

一番上のCOARSEを選びます。
0 M-SELを押します。
正面のヘッドアップ ディスプレイの十字に合わせるように頭を動かし
十字が重なるようにしてからENTERキーを押します。
位置合わせを意味するアライニングが点滅し調整が完了するとアラインOKとなりますので0 M-SELボタンを押して設定を保持します。

自動的にAZ/EL方位角 仰角にアスタリスクが付いているので0 M-SELボタンを押して微調整を行います。
レーダー カーソル イネーブルスイッチを上下左右に操作し位置合わせを行います。0 M-SELボタンを押して設定を保持します

次にロールの微調整ですがこれも先ほどと同じレーダー カーソル イネーブルスイッチを左右に操作して位置合わせを行います。
0 M-SELボタンを押して設定を保持します。
これでHMCSヘルメットマウント キューイングシステムの調整は完了です。

これからは各機能のテストになります。
FIRE OHEAT DETECTを押し続けます。
押し続けている間エンジンファイアーとオーバーヒート警告灯が点灯することを確認します。

故障とインジケーターライトを確認します。
MAL& IND LTSボタンを押し続けると全ての警告・注意・表示ボタンが点灯し警告メッセージも流れます。
他にセカンダリーエンジンコントロールシステムFLCS飛行制御システムの確認などテスト項目が続くんですがかなり長くなったのでスキップしますね。

次は滑走路に向かうタキシングといよいよテイクオフを行います。
パーキングブレーキをANTI-SKIDの位置になっていることを確認します。

TAXI LIGHTSを点灯します。

Missile Step Buttonを押すとこのライトが点灯し地上のタキシングではノーズホイールのステアリングを作動させラダーペダルによる方向転換ができるようになります。

必要に応じて
フォーメーション
アンチコリジョン
ポジションライトを点灯させます。

タキシングの場合は速度25ノット以下でターンは10ノット以下にします。
ホイールブレーキはWを押しながら速度調整をします。

モッキーHUDには速度が出ないし速度計だと細かい数字分かりづらいんだけど何処で10ノットとかわかるの?

一番わかりやすいのは先ほど設定したINS 慣性航法システムのセレクタースイッチをNORMの位置にするとDEDデータ入力ディスプレイにここの位置に対地速度が表示されます

PROBE HEATシステムをオンにします。

射出シートレバーを下向きにセットします。
これを行うと万が一の場合はシートを機外に射出することができます。

滑走路まで到着したらWキーを押しながらホイールブレーキをかけます。
スロットルを徐々に押し込んで90RPMあたりでホイールブレーキを解放します。

速度70ノットに対したらMissile Step Buttonを押して前輪ステアリングを解除します。

あとはスティックを引き気味にして機体が起き上がるのを待ちます。

その後Gキーを押して車輪を機内に収納します。

以上がエンジン始動シークエンスから滑走路までのタキシングと離陸に関しての説明です。

かなり長くなったね 多分ここまで読んでいる人はほとんどいないんじゃないの

そうかもしれないね自分に当てた備忘録だと思って作っているよ

さてこれからもこのウクライナ空軍仕様のF-16の企画を続けますが
今回ではっきり分かりました。
F-16の操作方法は複雑だと!?
NATOが供与を発表してウクライナ配備まで1年くらいかかったけど、実際に飛ばして戦闘に耐えられるだけのノウハウを習得するにはかなりの時間がかかるものです。
そしてこれもはっきり言っておきたいのですが、消して戦争を賛美するつもりもありません。
だけどこの馬鹿げた戦争を早く終わらせる為にこの戦闘機の配備が必要だと思っています。

プーチンもそろそろ負けを認めて撤兵したほうが良いよ
これ以上やると味方の損害が増えるだけだよ

そうだよね 自分の野望より人命の方が断然大切だってこと!そろそろ分かってほしいものだよね
それでは次回もこのF-16戦闘機の操作方法をこのDCS Worldを使ってお伝えしますので是非お付き合いいただけと嬉しいです。
また今回の操作方法はYouTubeで配信していますのでそちらを見てもらった方が全然分かりやすいと思いますので
YouTubeのモッキーのエースパイロットも是非よろしくお願いします