
ひよっこパイロットが撃墜王を目指す
モッキのエースパイロットを見ていただき誠にありがとうございます

今回はフライトシム愛好者の方は持っている人が多いとは思いますが
VRゴーグル Meta Quest 3を購入したので初心者が試行錯誤を繰り返しながら
やっと飛べるところまでこぎつけたので設定方法の苦労話を交えながらご紹介したいと思います

あれ モッキー VR以前持っていたよね

2019年に空に憧れてプレイステーションVRとエースコンバット7を購入したんだけどVR酔いが激しくてすぐにメルカリに売っちゃってある意味VRはトラウマになっちゃたんだよね

それから6年 VRの進化がかなり進んで再びVRに挑戦しちゃおうかな?って
思い切って購入しちゃいました

まず開封しながらMeta Quest 3に関して軽くお伝えします
購入したのはMeta Quest 3 128GBモデルで
他に512GBモデルもあったのですが
基本はパソコン内のソフトを使用するため
それほど容量は重要じゃなかったので安い方にしました

Meta Quest 3の紹介は他のサイトで多く取り扱っていますので細かい設定は割愛
してフライトシムにポイントを絞ってお届けしたいと思います
色々トラブルがあってなかなかうまくいかなかったけどユーチューブやネットで散々検索しまくってやっと配信を出来るレベルまでこぎつけました

一応モッキーのパソコンのスペックもお伝えします
パソコン工房さんのLEVEL∞
プロセッサー:第13世代インテル Core i9-13900系
メインメモリー:DDR5-4800メモリーが64GB
グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX4080です

そしてVR ストリーミング ソフトウェアは主なものは3つあります
Oculus Air Link

Steamリンク

Virtual Desktopです
今回は有料なんですが、かなり優秀と評判のVirtual Desktopを使ってフライトシムを楽しんでみようと思います

まず 最初にご紹介するのは
ギネス世界記録を誇る
10ヵ国2000種類以上の戦車・航空機・艦艇が遊べるWar Thunderです

1年半ほどこのゲームで遊んでいるのですがどうしてもハードルが高くてやれなかったシミュレーターバトルモードですゲーム中最も難易度が高くて航空シミュレーターバトルでは視点が主観視点のみでつまりコックピットに乗っている状態の視点になるので

これは索敵が最も重要なんですよね

敵を先に見つけないとこちらがやられちゃうからね
あと 空中戦で敵機を目で追いながら操縦桿やスロットルを操作しないといけないのでどうしても視点の確保は重要なんだよね

なんかモッキー画面がカクカクするんだけど

始めからつまづきました。
色々調べたらVRで重要なのは大きく二つあります。
今 画面下に表示されている色々な数字があるボックスがVirtual Desktopの
パフォーマンスオーバーレイ機能です

特に重要なのが中央にある数字で
ゲーム
エンコード
ネットワーク
デコードそれぞれの時間を確認でき黄色く表示されているのが重い原因に
なっています
その中でも特に注目したいのはゲームとネットワークです
ゲームが黄色く表示されている場合はマシンスペック 特にグラフィックボード
性能が追いつかないのでその場合は解像度などの画質を下げてゲームの負荷を軽減するかPCスペックを上げるなどの対策が必要です
ゲームはそれほど黄色くなっていないので問題はネットワークだと分かります

上を見てもらえると2.4GHzと表示されているのがWi-Fiの周波数帯の表示でルータがある1階から2階まで安定して電波が届くのだけど速度が遅いので基本的には5GHzにします

パソコンとMeta Quest 3の間の通信なので外部に接続するインターネット速度は
関係がないのでパソコンのブラウザではなくVR本体でブラウザーを開いて
「インターネット速度」と検索して速度をはかります

今表示しているのが2.4GHz通信速度です

出来ればパソコンとルーターをLANケーブルで接続すればかなりの速度改善が
見込めるのだけど残念ながらルータは1階でパソコンは2階と離れています
そこでWifi中継器を部屋に設置してなんとかカバーし5Ghzで通信してかなり速度が改善しました
インターネット速度でも多少の数値のばらつきあるにしても91Mbpsが218Mbpsと2倍以上になりました

ほとんど黄色表示がなくなりました0531

ゲームの数値が黄色だったらどうなの?

そうだね Virtual Desktopは色々細かく設定を変えられるので海外のユーザーのYouTubeチャンネルのDCS WorldをMeta Quest 3でVirtual Desktopを使って
接続している人の設定例を参考にしてお伝えします
ただしPC性能やネットワーク環境など人それぞれ違いがあるのであくまでも参考例としてみてもらって先ほどの数値が極力黄色くならない様に調整が必要です

まずVirtual Desktopはパソコン側とMeta Quest 3側の二つの設定があります
最初に説明するのはパソコン側です
アカウントのmetaユーザーネームは同じにします

次にオプションは主に設定する項目は二つで
優先するコーディックは
パソコンスペックと通信環境に大きく影響されます
これは映像のコーデック(圧縮形式)を指定します

Automaticの次のH.264は低圧縮なんですが
基本的には100Mbps 以上の高速回線と120Mbps 以上のVR Bitrateの時にしたほうが良いです
中速から低速の場合はHEVCを選択します
今選択している AV1 10bit は
HEVCよりもビットレートが低くても画質が良くなるのでその分パソコンスペックを要求するみたいで
Quest3専用でNVIDIA 4000系またはRadeon 7000 シリーズ以降の
グラフィックボードが必要です

今紹介したコーデックで画質の変化がどのようにあるのか?
DCS WorldのF4ファントムのコックピットからの映像で検証したいと思います
今見ているコーデックはH264です
録画の映像はPC側に出力された映像ではなくMeta Quest側の機械で録画を
しています
ちなみにMeta Quest側での録画は
フレーム幅は1920ピクセル
フルHDの映像を無理やり4Kに引き延ばしているのでやや画質が悪くなっています

Meta Quest 3の解像度は片目あたり
2064×2208で両眼での解像度は4128×2208と4Kになっています

今表示しているのはH264+でH.264を高ビットレートに対応させたものだと言う事ですがビットレート500Mbpsで安定している通信ならH.264+を使ったほうが良いが逆に高ビットレートが出せない環境だと映像のゆがみや滲みなどが出やすい印象があります

次がHEVCです
H.264よりも圧縮効率が優れており比較すると約2倍の圧縮効率があると言われて
おり通信速度がそれほど早くなくても奇麗な映像を再現するがその分マシン
スペックも要求して処理が追いつかないと遅延などの発生する要因になるそうです
正直H264と見比べてもそれほどの違いを感じられませんがあえて言えばやや発色が良いのとほんの少し雲などの表現が良くなってきたかなって感じですね

モッキー肉眼と同じ解像度のVRはいつになるの?

ちょっと調べたんだけど肉眼だと5億7600万画素になるそうでその解像度になるともう脳は目で見ているか作り物かを判断できなくなるそうです
4Kの800万画素の71倍になりますから視野も広げるとそれは現実世界と仮想空間との区別がつかなくなるとの事ですが圧縮技術も通信環境も今とは比べ物にならない性能が必要ですからまだまだ先は長いと思いますよね

AV1 10Bitだけどほんの少し解像度は上がった気がするけどその分ちらつきは
増えた気もします
パソコン性能を要求するけど劇的に良くなるわけではなさそうです
確かに昔購入したプレイステーションVRから比べたら解像度と視野角が向上した
けれどもそれでも画面の粗さは気になるところで仮に最高画質にしても通信環境がボトルネックになって劇的には変わらりません
いくら画質が良いとは言っても過度な期待を持つとガッカリするかもしれませんね

最後にコーデックの映像をまとめてみましたが通信環境とパソコンスペックが
ソコソコあれば大きな違いはなさそうです

次にOpenXR RuntimeはVDXRを選択しています。

なんでVDXRなの?

それはね 最初にAutoにしていたんだけどせっかくVirtual Desktopで起動しているのに何故かSteam VRがイチイチ起動してしまうのでこれをVDXRにするとSteamは立ち上がらない様になります

次にVirtual Desktopの設定を見ていきましょう
ここは主に3つあります
ここの細かい設定の説明は割愛しますがゲームのこちらもマシンスペックなどで
ゲームの動作に大きく影響するので自分のパソコンの状態を見ながら調整が必要な項目です
最初にINPUTです
ここは特にイジル必要はないとは思います

なんでHand Trackingを切っているの

その理由は後ほど説明しますね

英語だとイマイチわからないのでいつものようにグーグル先生に翻訳して
頂きました

ほんやくコンニャクぅうう~

次にSETTINGSです
Auto Connect(自動接続)は面倒なのでONにしておきましょう
Use optimal resolution(最適な解像度を使用する)はOFF推奨です
理由はモニターのリフレッシュレートが勝手に変更され見ずらくなるからです
Frame Rate(フレームレート)はパソコンスペックが許す限りできるだけ高くして
おきます
Desktop Bitrate(デスクトップビットレート)もできるだけ高く設定します

後はお好みで設定してください

Virtual Desktop最後の設定はストリーミングになります
ある意味一番ここがVRを楽しむうえで重要な設定になります
VR Graphics Quality(VR グラフィック品質)
レンダリングとストリーミングの解像度を変更します
ここもパソコンスペックを大きく要求しますので表示にあるグラフィックボードのシリーズを目安に設定します
出来ればHigh以上に設定します
VR Frame Rate(VRフレームレート)は出来るだけ高い数字の方が良いのです
VR Bitrate(VRビットレート)は数値を高くすると画質が良くなりますが同時に遅延が増加しますので上限値は接続のWiFi速度に応じて自動変更されます
Sharpening(シャープニング)は画面のシャープさを設定する項目でお好みに合わせて設定してください
Synchronous Spacewarp (SSW) (同期スペースワープ)はヘッドセットが不足
しているフレームを推定している間PC は半分のフレームレートに切り替わりますっと訳してあるけど

言っている意味がよくわからないんだけど(;^_^A

負担が大きくなって高フレームレートが維持できなくなったら強制的にフレーム補完をする機能らしいけどVR酔いの原因になるらしいので基本は無効を選択したほうが良いそうです
Snapdragon Game Super Resolution(スナップドラゴンゲーム スーパー解像度)は強力なアップスケーラーなのでチェックを入れておいた方が良いです

以下の設定はお好みでチェックを入れてください

Virtual Desktopの設定も大体OKなのでいよいよWar Thunderで96式艦上戦闘機
に乗って大空に飛び立とうと思ったんだけど何度やっても機銃を撃ち続けてしまうのでどうも先ほど外したインプットのハンドトラッキングが影響しているようでトリガーが干渉しない様に慎重にコントローラーを置いても手を下に下げると機銃を撃ち続けてしまいます
色々試してみたらハンドトラッキングの設定を外したら銃撃が止まりましたので
トラブルは回避できました

次は一難去ってまた一難
なんか視点が高いよね

いくらモッキーの座高が高いって言われるけど異常な高さだよね

これもネットで散々検索しまくってやっと解決策をみつけました
VRの視点のクリアが出来ます
クリア方法はコントロールの共通に一番下のほうにトラッカー操作があるので
追跡ポジションをリセットを押します

これでWar Thunderの航空シミュレーターバトルが楽しめるようになりました
首を振って視点を変えても画面の遅延や乱れは全くなく1時間くらいのんびり
フライトしていたんだけど違和感がほとんどない状態で全くVR酔いは
ありませんでした

これでWar Thunderは問題なくMeta Quest 3で動作することを確認できましたので次はこれまたパソコンスペックを大きく要求するDCS Worldを見ていきたいと思います
まず最初にDCS WorldをVRで起動するのに悩みました

そうしたらこの起動ランチャーのここの部分をVRアイコンに選択して立ち上げるとVRになりました

デスクトップパソコン上での表示が両目用に2個表示されています

オプションのVRのタグから設定できます
これはMirror Eye Sourceが両方のBothに設定されているのでこれを片目だけに
します

それでも中央だけに表示されますのでこれを画面全体に拡大する方法は

Use DCS System Resolution(DCSシステム解像度を使用します)にチェックを
入れると画面全体に広がります

そうすると画面いっぱいに広がりますが四隅が黒くケラレています

enable HMD mask(HMDマスクを有効にする)にチェックが入っていれば
それを外せば四隅のケラレが解消します

DCS WorldはクリッカブルなのでそれをVRで行いたいと思います

クリッカブルってなに?

クリッカブルとはコクピット内のスイッチやダイヤルをマウスで操作できるんだけどこれを手で直接触ってみたいともいます

そんなことできるの?

それがハンドトラッキングって機能なんだけど
ここのUse Hand Controller(ハンドコントローラーを使用します)
と言う項目にチェックすればクリッカブルが有効になって
ボタンやスイッチを操作することが出来ます

ポチッとな

みーくん 表現が昭和チックだよねー(;^_^A

あれモッキースイッチが反応しないんだけど

そうだね イマイチ反応が悪いのでここは要研究と言った所ですね
スムーズにスイッチやボタンの操作方法に関して設定などお分かりの方が
いらっしゃったらメールで教えて頂けると助かります

VR設定画面の項目の英語表記を日本語に変換しましたのでご参考までに
見て頂ければと思います

これらのゲームの他に主に第二次世界大戦の欧州戦線の戦いを題材にしましたIL-2 SturmovikでDCS Worldみたいにクリッカブルコクピットの再現性は低いのですがVRゲームは楽しめます

圧倒的なグラフィック表現がされている
Microsoft Flight SimulatorもVRで楽しむことが出来ます
今零戦に乗って東京の空を飛行して楽しんでいます

リアルでこんな飛び方したらまぢで捕まるよね

まあ ゲームだから許してね
今回のMeta Quest 3でフライトシムを楽しむためのVR設定の内容は
如何でしたでしょうか?

正直まだ導入編でMeta Quest 3を使いこなしていないのでもしかしたら設定方法の説明が間違っているかもしれないしもっと良い設定がありましたら遠慮なく
メールでご指摘をお願いします
また今回の操作方法はYouTubeで配信していますのでそちらを見てもらった方が全然分かりやすいと思いますのでYouTubeのモッキーのエースパイロットも是非よろしくお願いします